*JaSST関西参加レポート 2007年7月25日に行われたJaSST(ソフトウェアテストシンポジウム)'07関西というイベントにXPJUG関西として参加しました。 XPJUG関西からは私、細谷がテクニカルセッションで組込みTDDに関する発表を スタッフの西さんがパネルディスカッションに参加しました。 **テクニカルセッション セッションで印象に残ったのは、以前から興味があるテスト観点に着目したテスト設計というテーマのセッション。テスト設計を行うためのテスト分析フェーズでテスト観点を図化することは去年のSEA関西での西先生の講演でも聞いて興味を惹かれました。テスト観点の図式化を設計と同時に進めることで設計の品質を上げることができそうだと思ってます。(テスト観点駆動設計みたいな) S-Openの福井さんが発表した内容も面白かったです。オフショア開発における欧州の開発チームと日本のテストチームのコミュニケーションの溝を構成管理チームが間にたって解決したいう内容でしたが、構成管理チームが行った内容はまさにファシリテータだと思いました。オフショアのようなコミュニケーションの溝が課題となることが予測されるケースではファシリテータを明示的にアサインするという流れになると良いと思いました。 **パネルディスカッション 品質をテーマに関西で活動しているコミュニティが集まるという画期的 なイベントでした。こちらに関しては西さんから詳しいレポートがあるはず です^^ 西さんがXPJUGとしてしっかりとアピールしていただきました。 パネルで印象に残ったのは、アジャイルプロセス協議会の岡島さんの 「正直であることが大切」という言葉です。組織では色々な制約条件から 正直に振舞えない状況が発生します。でも組織を構成しているのは人間で あって、結局は人間同士の信頼関係を築かないと組織として協調することも 難しいと思います。人間同士の信頼関係を築くためには「正直であること」が 重要だと思います。 今回のイベントでは色々なコミュニティの方々と交流ができて非常に 有意義でした。コミュニティ間のコラボレーションも増やしていきたい です。